インプラント手術の経過をよくする前日・当日・翌日の過ごし方
皆さんこんにちは。
横浜みなとみらい駅から徒歩3分の「ランドマーク歯科 三島」です。
インプラント治療は、麻酔を使って外科手術を行います。
そのため、手術日が近づくと緊張してしまったり、不安に感じてしまったりすることもあるかもしれません。
ですがインプラント手術は個人差はあるものの、「あっという間に終わった」「痛みを感じなかった」との感想も多い治療です。
ここでは、術後の経過をよくするためのポイントを、いくつかご紹介します。
手術前後の過ごし方について事前に知っておくと、安心して手術当日を迎えることができますよ。
三島彰太 院長
医療法人社団三島会
三鷹 三島歯科入職
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院長就任
医院名:ランドマーク歯科三島
所在地: 〒220-8107
神奈川県 横浜市 西区みなとみらい2-2-1
ランドマークタワー7F
クリニックフロア
Contents
手術前は体調を整えておきましょう
手術前日は、いつも通りお過ごしください。
早めにおやすみになって、睡眠時間をしっかりと確保しましょう。
不安を感じているとなかなか寝付けないものです。
インプラントによってしっかり噛める快適な毎日をイメージしていただくと、不安な気持ちが多少は解消されるかもしれません。
手術の後はお風呂に入れませんので、湯船にゆっくりつかってリラックスするのもおすすめです。
食事はどんなものを食べていただいてもかまいませんが、飲酒は控えめにしましょう。
アルコールが身体に残った状態で手術をすると、血が止まらなくなる可能性があるためです。
風邪を引いて、鼻水や咳がでていると、インプラント手術ができない場合もありますので、体調をしっかりと管理して、健康な状態で当日を迎えてください。
手術当日、来院前に気をつけていただきたいこと
ご予約の時間までは、ご自宅でゆっくりとお過ごしください。
食事は早めに終わらせる
手術が始まる4時間前までに、食事はすませておきましょう。
特に制限はありませんが、できるだけ消化のよいものがおすすめです。
食後は、丁寧に歯磨きをして、歯や歯ぐきの汚れを落としてください。
磨きすぎると歯ぐきを傷つけてしまう可能性がありますので、注意しましょう。
ネイルや化粧は落としてから
お口のまわりに消毒液を塗りますので、お化粧はできるだけしないようにしましょう。
また、指の先に機器をつけて全身状態を管理しながら手術を行います。
ネイルをしている状態では正確に行えないため、ネイルも落としてからご来院ください。
服装はしめつけないようにゆったりしていて、リラックスできるものがおすすめです。
運転はしない
手術には麻酔を使用します。
麻酔の効き方には個人差があり、なかなか麻酔が切れない方や、急に眠気やふらつきが出る方もいらっしゃいますので、車やバイクの運転は控えましょう。
ご家族の方に送り迎えをしていただくか、公共交通機関またはタクシーをご利用ください。
術後は安静に過ごしましょう
手術が終わったあとは、安静に過ごすことを心がけてください。
患部を刺激しない、触らない
しばらくは傷口が気になったり、お口の中で違和感があったりすることがあります。
インプラントがまだしっかりと固定されていない状態で刺激を加えると、ずれてしまう恐れがありますので注意が必要です。
指や舌で触らないように気をつけましょう。
また、頬をひっぱるのもやめてください。
ぶくぶくうがいには気を付ける
手術の直後は、すぐに血が止まらないこともあります。
血のにおいや味が不快でうがいをしたくなるかと思いますが、ぶくぶくと強い水流でうがいをすると、せっかく固まりかけた血がはがれることに。
これを繰り返すと、血がなかなか固まらず、傷口の回復に時間がかかってしまいます。
やさしく口をゆすぐか、ガーゼやティッシュで数秒おさえるようにしてください。
歯磨きは慎重に
歯ブラシが傷口に当たらないように気を付けてください。
ブラシの先が当たって傷口が開いてしまうと治りが遅くなったり、感染症にかかったりする恐れがあります。
歯ブラシは毛先が柔らかいものを選ぶのがおすすめです。
患部以外はいつも通り磨いてかまいません。
汚れや細菌があると、手術部位に悪い影響を与えますので、その他の歯はしっかりと磨いて、お口の中を清潔に保ちましょう。
手術後2週間程度は、気を付けて歯磨きをしてください。
血行がよくなることは避けましょう
全身の血の巡りがよくなる行動をすると、血が止まらなくなったり、痛みが出たりする可能性があります。
激しい運動はしない
当日だけでなく、しばらくは激しい運動はやめましょう。
食いしばったり、力を入れたりすることも控えてください。
お仕事や家事など、日常生活に制限はありませんが、できるだけ動きすぎないように気をつけて過ごしましょう。
お酒は控える
飲酒も1週間程度はしないようにしてください。
アルコールを摂取すると血液の流れがよくなり、腫れや痛みにつながる恐れがあります。
シャワーで済ませる
長風呂にも注意が必要です。
手術当日は感染症の恐れもあるため、シャワーだけですませてください。
翌日からは、湯船につかってもかまいませんが、温度に気を付けて、長風呂はしないようにしましょう。
処方された薬は飲み切りましょう
手術後、受付でお薬をお渡しします。
患者さん一人ひとりに合わせた薬を処方しますので、はれや痛みがない場合でも最後まで飲み切ってください。
手術後の経過には個人差がありますが、痛みがおさまらなかったり強くなったりすることがあれば、すぐにご連絡ください。
喫煙がインプラント治療に与える影響
手術の前後に、とくに気を付けていただきたいのが喫煙の習慣です。
なぜなら、タバコはインプラント治療の成功に大きく関係するからです。
タバコに含まれるニコチンによって血流が悪くなり、骨や歯ぐきに十分な栄養素が行き届かなくなります。その結果、インプラントが骨に定着するのを妨げることになります。
また、ニコチンには白血球の働きを弱めてしまうことがわかっています。免疫力が低下した状態でインプラント手術を受けると、術後に感染症にかかるリスクが高いです。
さらに、タバコを吸うと唾液の量が減るとされています。
そうなると、お口の中を清潔に保つことが難しくなり、インプラント周囲炎にかかる確率が高くなります。
ひどくなると、インプラントが抜け落ちてしまうケースも見られますので、注意が必要です。
安全にインプラント治療を行うためにも、手術の前後2週間は禁煙するのがおすすめです。
術後の経過をよくする食事の取り方
お口の中の手術ですので、食事の仕方はとくに気になるところですよね。
術後の経過とも深く関係しますので、ポイントをしっかりおさえておきましょう。
食事は麻酔が切れてから
口元に麻酔が効いている間は、熱さや痛みがわからず、あやまって口を切ってしまったりやけどしてしまったりというリスクがあります。
麻酔が切れたのを確認してから食べはじめてください。
まずはやわらかくて、一口で食べることができるものからスタートしましょう。
やわらかく煮たうどんやおかゆ、野菜スープがおすすめです。
体調によっては調理ができない可能性もあります。
ゼリー飲料やレトルト食品を、事前に買っておくと安心です。
体調が悪いときは無理をせずに、上手に市販のものを利用してください。
何も食べないのは逆によくないので、簡単でもいいので栄養を摂るように心がけましょう。
硬いものや刺激物は避ける
インプラントがしっかりと定着していない状態で硬いものを噛むと負荷がかかり、ずれてしまう可能性があります。
フランスパンなどの硬いものは、よく噛まなければいけないうえに、傷口に刺さる可能性があり危険です。
刺激物は血行がよくなるため、避けた方がいいでしょう。
また、酢っぱいものも、傷口がしみる可能性がありますのでおすすめできません。
炭酸飲料も刺激になりますので、避けましょう。
手術していない方の歯で噛むようにしましょう
食べ物が傷口に当たって傷が開くこともありますので、できるだけ患部とは反対の歯で噛むようにしてください。
傷口が塞がって、はれや痛みがなくなってきたら、徐々に通常の食事に戻しましょう。
抜歯するまでは、違和感があり食べづらいかと思いますが、焦らずにゆっくりと進めてくださいね。
術後に積極的に摂取したい栄養素
傷口を早く回復させるには、さまざまな栄養素をバランスよく摂取するのが理想的です。
とくに、良質なタンパク質とビタミン類は、健康な歯ぐきを作るのにかかせない栄養素ですので、意識して摂るようにしましょう。
貝類や豚肉、ゴマなどに含まれる亜鉛は皮膚の再生を促す効果があり、この時期におすすめです。
亜鉛の吸収率を高めるためには、同時にビタミンを摂るのが効果的です。
また、ビタミンBには皮膚の炎症をおさえる効果があります。積極的に摂取することで、傷口の回復が早くなります。
インプラント治療は術後のケアが大切です
手術後の経過をよくするためにはご自身のケアが大切です。
手術前後の過ごし方が事前にわかっていると、さまざまな準備ができますよね。
治療の実績や経験も重要ですが、術後のケアについて丁寧にフォローする歯科医院を選ぶと安心です。
どのような状況でも、無理をしたり、ご自身で判断されたりするのは危険です。
わからないことがある場合は、どんなささいなことでもかまいませんので、当院までご連絡ください。
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