インプラントは入れ歯やブリッジと比べてどう違う?
皆さんこんにちは。
横浜みなとみらい駅から徒歩3分の「ランドマーク歯科 三島」です。
「入れ歯が噛みにくくて……」「目立たない方法で歯が抜けたところを補えないかな?」
そんなご希望を持つ方から注目を集めている「インプラント」。
まるで自分の歯がよみがえったかのようによく噛めて、ナチュラルな口元を演出できると人気です。
それだけ優れた働きがあるインプラントですから、それなりの治療費がかかります。ぜひ入れてみたいと気になっていても、なかなか踏み出す勇気がもてないという方も少なくないでしょう。
そこで今回は、入れ歯、ブリッジなど、ほかの失った歯を補う治療法と比べてインプラントはどれほど優れているのか、具体的な違いを徹底的に比較してみました。
インプラントの、他の治療法と比べたときのメリット・デメリットを知りたい方に見ていただきたいコラムです。
三島彰太 院長
医療法人社団三島会
三鷹 三島歯科入職
横浜 スカイビル歯科移動
横浜 ランドマーク歯科三島移動
院長就任
医院名:ランドマーク歯科三島
所在地: 〒220-8107
神奈川県 横浜市 西区みなとみらい2-2-1
ランドマークタワー7F
クリニックフロア
Contents
インプラントが人気を集める理由~圧倒的な魅力とは?~
「インプラントを入れて、よく噛めるから食事が楽しくなった」
「インプラントにしたら、なんだか若々しくなったねって言われたの」
「よく噛めるから、脳が刺激されるのかな?前より集中力が高まった気がする」
思いきってインプラント治療に踏み出した方からは、さまざまな喜びの声が上がります。
人生までも劇的に変えてしまうというインプラントの魅力をひとことでいうと「天然歯のような機能と美しさがある」というところでしょうか。
そうはいっても、失った歯を補う治療法は入れ歯やブリッジなど、ほかにもあります。
インプラントは、これらの治療法と比べて、どんなふうに優れているのでしょうか。
治療費がそれなりに高いのに人気を集めるインプラントが、入れ歯やブリッジと比べてどう違うのか、どんな風に優れているのか、徹底比較してみましょう。
歯を失ったときに補う治療法には、どんなものがあるの?
1.インプラント
2.入れ歯
3.ブリッジ
なんらかの事情で失った歯を補う治療法には、これら3つが挙げられます。
それぞれの見た目、噛みやすさ、他の歯への負担、耐久性などをチェックしましょう。
入れ歯とは
「噛みにくい」「外れやすい」「痛みがある」など、フィットしない入れ歯のお悩みを抱えている人は多いです。
それもそのはず。噛む力は3つの治療法のうちでもっとも低く、天然歯の3分の1程度です。
入れ歯にかかる治療費は少ない?
保険診療の入れ歯の場合、治療費は総額の1割~3割のみの負担ですので、経済的な負担は少なくくてすみます。
なにより費用を重要視する人にとってはメリットといえます。しかし、その分、納得できない状態で我慢して使用しているケースも少なくありません。
入れ歯は周りの歯の寿命を縮める?
保険診療でつくる部分入れ歯の場合、隣の歯に金属のバネを引っかけて固定するため、使用を続けるうちに固定源にした歯が弱ってしまいます。
しかし、入れ歯が合わない、目立つから恥ずかしいからといってつけずに生活すると、しだいに顎の骨がやせてきます。
そうすると見た目がげっそりした印象になるだけでなく、いざインプラントの治療をしようとしたときに骨の量が不足していて治療が難しいという問題が起こってきます。
ブリッジとは
ブリッジは、その名の通り失った歯の両隣の歯を支柱に見立て、橋(ブリッジ)の要領で3~4歯の歯冠が連結したかぶせものを装着する治療法です。
両隣の歯を支柱にするためには、削らなくてはなりません。つまり、健康な歯を2本削ることになります。歯は削ればもろくなるため、健康な歯の寿命を縮めるリスクは否めません。
ブリッジで妥協を選ぶ人も多い?
ブリッジの噛む力は天然歯の6割くらいで、見た目は自然に口元になじみやすく、使用する素材によっては保険診療内でも治療が可能です。
そのお手ごろ感から、インプラントが気になっていても経済的な側面から難しい場合、落としどころとしてブリッジの治療を選ぶケースは珍しくありません。
ブリッジの平均寿命は長くない?
ブリッジがどれくらいもつのかというと、平均寿命は7~8年といわれています。
もちろんメンテナンスしだいで個人差がありますが、健康な歯を削って行う治療法の特徴から、保険診療内でつくったブリッジの場合、経年劣化しやすいという特徴があります。
長く使ううちに取れてしまったり、削って土台にした歯がむし歯に侵されたりというトラブルが起こりやすいのです。
ブリッジは何度も再治療できないので、寿命や健康の面で考えると、デメリットも大きいといえます。
インプラントとは
インプラントと入れ歯・ブリッジとの大きな違いは、人工の歯根(根っこ)があるかないかです。
インプラントは、ネジのような形状のインプラント体という根っこを顎の骨(歯ぐき)に埋め込む手術を行います。
そうしてがっちりと骨に根を下ろしたインプラントは1本で自立しているので、まるで自分の歯がよみがえったかのようによく噛め、かみ合わせの安定につながるのです。
また、かぶせものにはセラミックが採用されることが多いため、見た目の美しさにおいても優れた仕上がりになります。
インプラントは周りの歯の寿命を縮めない?
インプラントは1本で自立していますから、周りの歯を削ったり圧をかけたりして固定する必要がありません。
しっかり噛める歯として自立することで、歯列全体のかみ合わせの安定にもつながります。そのため、お口の中全体の健康維持にもよい環境がつくれるのです。
インプラントはケアしだいで半永久的に使える?
インプラントは定期検診に通い、デンタルフロスをつかった歯磨きを徹するなどケアをしっかりと行えば、半永久的に使える人工歯です。
しかし、天然歯よりも細菌感染に弱いという側面があるので、ケアを怠れば歯周病に似た「インプラント周囲炎」にかかり、歯周組織が破壊されてインプラントの脱落にもつながります。
長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスを習慣化するようにしましょう。
インプラントと、ブリッジ・入れ歯を徹底比較!
インプラントと、ブリッジ・入れ歯のスペックを比較してみましょう。
噛みやすさや口内での違和感、見た目、お口の健康への影響、治療費や治療期間など、それぞれ特徴が異なります。
徹底比較して、ご自身に合った欠損歯を補う治療法を選びましょう。
入れ歯の特徴
入れ歯
●違和感:△ 違和感がある
●噛みやすさ:△ 噛む力は天然歯の3~4割
●見た目:× 留め具が目立つ
●周りの歯への負担:× 負担がかかる
●手術:◎ 手術なし
●治療期間:〇 短期間
●治療費:〇 保険診療でも可能
※自由診療の入れ歯……保険診療外の入れ歯には、目立つ金具の留め金がなく、フィット感が高い入れ歯もあります。インプラントの手術をしたくないという方は、検討されてはいかがでしょうか。
入れ歯とインプラントの違い
いちばんの違いは噛み心地です。
そして、数本の欠損歯を補う部分入れ歯は、保険診療の場合、金属の留め金で固定するので目立ちます。
その点、インプラントは天然歯とほぼ変わらない外見です。
そうなると、入れ歯がインプラントに勝るポイントは一切ないかのようですが、治療期間の短さや手術が要らなくて多くの人に適用しやすい点では優れているといえます。
ブリッジの特徴
ブリッジ
●違和感:〇 違和感は少ない
●噛みやすさ:〇 噛む力は天然歯の6割
●見た目:〇 素材によるが自然
●周りの歯への負担:× 両隣の歯を削る
●手術:◎ 手術なし
●治療期間:〇 短時間
●治療費:〇 保険診療でも可能
※自由診療のブリッジ……白い歯の部分に使う歯科素材によっては、かなり見た目が自然な仕上がりになります。
ブリッジとインプラントの違い
ブリッジは、見た目や口内での違和感が少ない治療法です。
使う歯科素材にもよりますが、インプラントのかぶせものと同等のセラミックを使えば外見でもひけはとりません。
ただし、ブリッジは健康な周りの歯に負担をかける治療法のため、インプラントにくらべて平均寿命が短いのが特徴です。
汚れがたまりやすい部分があるため、むし歯リスクも高いです。
インプラントの特徴
インプラント
●違和感:◎ 違和感なし
●噛みやすさ:◎ 天然歯と変わらずよく噛める
●見た目:◎ 天然歯とほぼ同じで自然
●周りの歯への負担:◎ まわりの歯に負担をかけない
●手術:× 手術が必要
●治療期間:× 6カ月~12カ月
●治療費:× 保険適用外
インプラントと入れ歯・ブリッジの違い
口内で違和感がなく、天然歯のようなインプラントの噛み心地は、他の欠損歯を補う治療法ではかなうものがありません。
自立していて周りの歯に負担をかけないので、口内全体の健康維持にもつながります。
ただし、手術を伴うので持病のある方には適応しないケースがあります。
インプラントの圧倒的なメリットとは?
●天然歯とほぼ同等の噛みやすさ
●見た目が自然なのできれいな口元をつくれる
●周りの歯に負担をかけない
インプラントには、入れ歯やブリッジにはない、こうしたメリットがあります。
歯を失う前に戻ったかのように、硬いおせんべいをバリバリかじることができますし、若いお友達やお孫さんと同じものを食べられます。
入れ歯のように発音しにくくなったり、ブリッジのように再治療が必要になったりすることも、きちんとメンテナンスを継続していれば起こりにくいでしょう。
インプラントのデメリットはないの?
優れたポイントが多いインプラントですが、デメリットはないのでしょうか?
●治療期間が入れ歯やブリッジより長い
●自由診療なのでまとまった治療費がいる
●手術がある
インプラントにはこうしたデメリットがあります。
治療方法は、基本的に数回の通院で完了する入れ歯やブリッジと異なり6カ月~1年近くかかります。
インプラントはお手入れ次第で半永久的に使える
インプラントの寿命は平均10年~15年ですが、お手入れしだいで半永久的に長持ちするケースは珍しくありません。
けれども使っているうちに消耗・劣化していくものなので、メンテナンスや毎日の歯磨きを怠れば、逆に平均寿命に満たずに壊れてしまうこともあります。
「インプラントの治療が終わった!」と安心して通院をやめてしまうのではなく、歯科医の指示通りの頻度で定期的に通院してメンテナンスをうけ、毎日の歯磨きを徹底して、少しでも長くインプラントの寿命を延ばしましょう。
インプラントのコスパは悪くない?
保険診療でもつくれる入れ歯やブリッジと比べれば、決して安価ではない治療費がかかるインプラント。
しかし、こうした機能や見た目のよさ、メンテナンスしだいで延びる寿命などを考えると、決してコストパフォーマンス……コスパは悪くない治療法といえるのではないでしょうか。
じっくり検討してご自身に合った治療法を
残存歯や歯ぐき、顎の骨の状態、またライフタイルなどによってもフィットする治療法は異なります。
歯の治療を通じてどのような暮らしを手に入れたいのか、カウンセリングでご希望をお聞かせください。患者さま一人ひとりにおすすめの治療法をご提案させていただきます。
将来もずっと幸福度の高い人生をおくるために、ご自身にぴったりの方法で歯とお口の健康をとりもどしましょう。
おすすめの関連記事
-
2022.08.08 [月]
インプラントの寿命はメンテナンスしだい!予防歯科で長持ちさせる方法とは?
-
2022.07.26 [火]
インプラント治療について
-
2022.07.15 [金]
歯科用CTとは?インプラント治療の前に検査が必要な理由
最近の投稿
- 治療の途中で通院をやめてしまった歯が痛い…根尖性歯周炎かもしれません
- 歯ブラシ1本だけでは磨き残し4割!?歯磨きの効果を劇的にアップする方法
- 歯医者が苦手?それなら予防ケアのための通院がおすすめです
- 【重度の虫歯・再発した虫歯】抜歯したくない!歯を残せますか?
- 【ホワイトニング】白くした歯の色をキープしたい!白さを長く保つ方法